勇払駅(日高本線)

 

◆勇払駅には寂しさが漂う

おなかが減ったので時間をみると、12時30分を過ぎていた。途中のコンビニで弁当を買うことにした。セイコーマートいう本州では聞きなれない北海道のコンビニがあったので立ち寄ってみた。弁当の種類も豊富で大手のセブンイレブンやローソンに引けを取らない品揃えの良さのようだ。そこで今回の旅で重宝した2L入りのペットボトルの緑茶とウーロン茶が158円という激安で販売されていた。セブンイレブンやローソンでは、307円する2Lの緑茶やウーロン茶が半額近い値段なのだ。もうこれは利用するしかない、スーパーでもこの値段で売っているところは稀だ。予算の少ないビンボー旅なのでとても助かる。このお茶との出会いで、今後のコンビニの利用率がセイコーマート中心になったのはいうまでもない事だ。

コンビニの話はさておき、一応、計画は立ててはいたがここから、日高本線に入ることにした。苫小牧駅の隣は、勇払駅であるが、苫小牧駅からかなり遠い感じがした。駅前はとても広く、駅の敷地もさすが北海道と思わせるかなり広いスペースである。しかしながらホームは1面1線の棒線駅となっていた。かつては製紙工場の側線があり、かなり大きな駅だったそうだが、現在もその面影が残っていて栄枯盛衰の歴史を感じる駅のようだ。駅の周りには民家が多くあるようだが、駅からは樹木に阻まれあまり見えていないようだ。苫小牧の隣の駅なので、もう少し賑やかかなと思っていたが、案外ローカルな風情になってしまった周りの景色に、ここは北海道なんだと実感させられた。駅舎は古く、隣接する二階建ての建物の窓には板が打ち付けられ、人が居る気配が無い。そう、ここは苫小牧駅の隣とはいえ、勇払原野の真っ只中なのだ。待合室に人の気配は無く、利用者は少なさそうだ。駅前には本州ではほとんど見かけなくなった緑の公衆電話ボックスが誇らしげに立っている。車も人通りもほとんど無く、まだ真昼間というのに凄く寂しい感じのする駅だった。苫小牧駅の隣の駅なのに、一気に北海道らしさが漂う駅のようだ。近くの踏み切りで列車が着たので、映してみた。日高本線専用塗色にカラーリングされた単行キハ40系気動車が、唸りを上げて通過して行った。

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