板がきしむ様舞駅

◆板がきしむ様舞駅

北海道ちほく高原線の池田駅の隣の駅は様舞駅だ。地図で確認すると池田駅から道道が並行して様舞駅方面に延びているようだ。国道242まで戻ると遠回りのようなのでこの道を行くことに決めた。様舞駅は昨年、廃線後の6月に訪れていたので、周囲の雰囲気からすぐに見つけることが出来た。昨年は霧が深く周囲の状況はあまりわからなかったが今年は、快晴で辺りはよく見渡せる。この駅周辺も秘境と呼ばれるほど、民家が全然見うけられない過疎地域のようだ。板張りのホームは少し腐りかけてきてちょっとそこが抜けそうな感じがしたが、何とか抜けずにすんだ。来年はもうホームは朽ち果て上るのは困難かもしれないと思うほどミシミシという音だけが耳に残った。昨年もここに来たが、全然手が付けられておらず、線路もそのままの状態で錆だけが増えているようだ。いつかは撤去される運命だろうが、その日がいつかはわからない。撤去するには経費もかかるので、鉄道会社には大きな負担となるのだろうか。今は金属相場が高騰しているときなので早く処分をした方がいいように思うが、鉄道会社はもっと鉄の相場が騰がって売ろうという腹づもりなのかは知らないが。この状態を見る限り、ちほく高原鉄道はまだ撤去が全線で始まっていないのを再確認した。この先ダラダラと廃線駅すべて行こうかと思ったが、それは止めにして、目ぼしい駅だけを訪問しようと考え直した。