日高幌別駅(日高本線)
◆ドライブイン?郵便局?日高幌別駅
東町駅を出て、国道235号線を襟裳岬方面に車を走らせた。日高本線は国道と併走するように、見え隠れしながら、次の日高幌別駅までやってきた。駅手前の信号を左折すると、国道236号線となり、帯広方面に向かう山越えのショートカットのような国道が続くようだ。このまま直進しても国道336号線となり、国道235号線は、ここ日高幌別駅の手前で終点のようだ。
日高幌別駅だが、なんか大きな建物があるので、まさかここがと思いつつ、車を止めてみた。レストランか、ドライブインだろうと思ったが、よくよく見てみると、日高幌別駅の文字が目にはいった。しかし、北海道の駅は地元と一体化している所が随所に見受けられるようだ。よく見ると西幌別簡易郵便局とも書かれている。レストランと郵便局と駅が3個いちになっている複合施設のようだ。変わっているなぁと思いつつ、駅の入り口に手をかけたがドアが施錠されていて、中に入ることが出来ない。そういえばまだ時刻は午前5時ちょうど、まだ誰も駅に来ていない、当たり前か。こんな早朝からうろうろする私の方が、ヘンなんだよねと我に返った。建物自体は大きくかなりのものだが、ちょっとバブル駅に認定するには、安っぽい気がする建物なのでこの件は見送りにした。ホームに出てみることにしよう。1面1線の棒線駅、目の前に砂丘がありその向こうはすぐ海のようだ。風もなく、なんの音もしない静けさだけが、辺りを包んでいた。1937年開業の駅、ホームは当時のままだが、駅舎は大きく様変わりして、当時の面影はなにもない駅だった。
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