絵笛駅2(日高本線)

◆絵笛駅はやはり秘境駅だった

道道を浦河方面にしばらく行くと、信号があり浦河方面に右折した。しばらく行くと国道235号線に出た。浦河の町はそこそこの町並みで、コンビニはすぐに見つかった。やっと食料に巡り合えた。うに丼がないかと見渡しが、コンビニにそれはさすがに無かった。うまそうなお好み焼きが目についたので暖めてもらいコンビニを後にした。すぐそこに浦河駅があるようなので、浦河駅の待合室で夕食をとることにした。誰もいない浦河駅にタクシーが1台客待ちをしている。時刻表を見ると列車がもうすぐ来る時間のようだ。誰もいない深夜の待合室で飯を食っている自分が、ヘンなおじさんに思えてきた。こんなところを乗降客に見られると不審者と思われかねないと思い早々に飯を平らげ、車に戻ることにした。その後、3分ほどで列車がやってきて数人の乗降客が降りてきた。一応不審者の危機は脱した。時刻はもう9時だ。体も疲れた。今日の風呂は諦め、車の後部に積んであるシェラフに身を包み寝ることにした。明日は、朝一に、絵笛駅に行こうと思い床に就いた。しかし、北海道初日ということもあり、なかなか寝付けない。そうだ、どうせ明日朝一に絵笛駅に行くなら、所在が判っているところなので、絵笛駅の駅前で寝ることにしよう。そうしてまた、絵笛駅に戻ってきてしまったのである。ここは静かで、真っ暗なところだ。人の目を気にしなくても寝れそうだった。初日の宿は絵笛駅前と決め、車のエンジンを止めて寝ることにしたのだった。

翌日、外が白々としてきたので、目が覚めた。時刻は午前4時5分前。さすが北海道、日本の東に位置するため夜明けが早い。昨夜も寝付いたのは午後9時半頃だったので、早々に目が覚めたのかも知れない。顔を洗って、歯磨きしたい、小便もしたいが、絵笛駅には便所はおろか、水道すらない。仕方が無いので、後で道の駅を利用しようと思った。カメラを持ち出し、早朝の絵笛駅を見渡した。辺りは、駅前の民家1軒と牧場らしき倉庫が見えているだけの秘境駅のようだ。やはり、昨夜の感は当たっていたようだ。1958年開業、1面1線の棒線駅で小さな待合室がある。今まで訪ねた秘境駅の中でも相当上位にランクされてもいいような駅周辺の情景に、新秘境駅発見と思うのであった。しばらく、この秘境駅絵笛の感動に浸りながら、次の浦河駅に車を走らせたのであった。

 

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